整体奥伝の調整法(マッサージ)

　戦前の時代、岐阜県のとあるお寺に脈々と伝承されていた骨盤・脊椎の調整を基本とした調整法で「骨盤調整法」と呼ばれる。のちに一般に流出して、昭和の時代にはその神秘的な技術で75万人を治療した実績から日本一の治療家とうたわれた名人が創作したのが五味式骨盤調整法です。

　もう一つは江戸時代に会津藩の御殿医からの伝承となり、福島県福島市の地に受け継がれてきた柔術伝来の関節整復術が「奥伝の関節医学」です。伝統活法療法であり現代医学とは一線を画す古い技でありますが、四肢関節の調整を多く含み、こと慢性痛や亜脱臼などにおいては長年の実績があり、いつの世も人々にとってなくてはならない伝統療法であります。

　特徴としては日本古来・古伝の伝統療術の為、両派とも当然ベッドではなく布団を使用し、手足などの全身を使って施術いたします。足技が多用されていることが特徴的ですが、足による施術は広い接触面でマイルドかつ骨盤などの調整に必要な強い圧力を無理なく与えることが出来、手では味わえない独特の心地よさがありますが、術者には体幹の安定や体遣い・繊細な足の感覚等一朝一夕では身につかない熟練が求められます。

　それらの技術に足伸法、楽健法、肘圧整体などを加え、当方の師である川口勝利先生が20年間の施術経験と自らの創意工夫を凝らして完成したのが「奥伝の調整法」です。