町田市の鍼灸・整体院

〒194-0003 東京都町田市小川3-1-3(成瀬駅徒歩22分・町田駅バス15分 駐車場あり)

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 70代男性。

 3日前に自宅で家具を移動して腰が痛くなったが治まった。昨日、室内の模様替えをして腰を痛めてぎっくり腰になった。以後靴下を履く動作や前かがみが痛く、怖くて出来ない。また、体を左に捻ると左腰~側腹部にかけて痛い。今朝痛み止めを飲んだが効果なし。1年前にも同じ症状になって病院に行ったが、レントゲンを撮り、痛み止めの飲み薬の処方だけだった。

 奥様がたまたま知らない人の噂を聴いて当院を調べて予約。お車でご主人を連れて来院されました。

 前かがみにならないように慎重に靴を脱いで、入り口の段差を上がってこられました。お話を伺い動作痛を確認してから何とか仰向けになれるので、お体の状態を見極める為に仰向けで脈やお腹、皮膚の状態を触って確認する。「やはりそうか」。ここ数日急に寒かったり暑かったり気候の変動が大きく、体に「風邪(ふうじゃ)」が入った状態でした。風邪は東洋医学では普段我々が使っている「かぜ」よりも広い概念で急な痛みや移動する痛み、脳卒中→中風(風に中【あた】る)等も含み、「かぜ」は風邪(ふうじゃ)のせいとも限りません。

 

 鍼は初めてとのことなので、刺激量を少なくするために鍉鍼(ていしん)という鍼で本治法(臓腑・経絡全体のバランスを調える)と散鍼(左右のバランスを整える)を行なう。リラックスされているご様子に見えました。幸いお腹や脈のバランスもだいぶ整いました。

 

 ↑少し見づらいですが、ボールペンの隣の金色のものが鍉鍼です。普段はその隣の2本銀鍼とステンレス鍼を使って本治法を行なっています。黄色の持ち手がついたものは一般的なステンレス鍼です。

 「うつぶせになれますか」と聞くと「大丈夫です」とさっきよりスムーズな動きでうつぶせで寝られたので「良くなるな」と思われました。痛みの患部(この場合悪くする危険がある)には一か所だけ鍼を刺して、それ以外の部位に少な目に鍼をしました。鍼の痛みもなく、お灸は1か所だけしましたが熱くないので「そんなもんで効くの?」と思われたそうです。

 

 起き上がって頂き痛かった動きをしてもらう。体を捻る動作は痛くないが前かがみはまだ痛みが残る。ツボを軽く押さえながら前かがみして頂くと痛くないのでそこに小さいシール鍼を貼って終了。

 風邪の治療をしたので喉の渇きなども良くなるかも知れないと伝えると、「ここの所喉が渇いてしょうがないのに今は唾液が出ている、すごい治療だ」「(ぎっくり腰)でどうしようかと思っていたので助かった」と動きもスムーズになり帰られました。

 

 学校では急性腰痛の前屈痛は筋筋膜性腰痛・筋繊維の小断裂、椎間板ヘルニア、後屈痛は椎間関節性腰痛等と教わります。

 鍼灸の勉強会では急性腰痛は腰に原因がない場合原因を治療しなけれ良くならない。また、慢性的に腰が悪い人がぎっくり腰になった場合と、そうでない人が急になった場合、さらに頑丈な人がなった場合と弱い人がなった場合は経過も治療法も異なり、病状と体質に合わせて施術しなければならないと教わります。

 未熟者の私もうまくいかなかった経験も多々してきました。道は遠く険しいですが、学・術共に日々の努力の継続の大切さを痛感しています。

 

 

 本日患者さんに頂いた熱海のお土産。カメさん柄のポーチ。前足が長くて洋服を着ているように見える。なんとなく笑っているように見えなくもない。さて、何に使おうか。

 かわいいお土産ありがとうございました(*^-^*)!

  24日に東京も桜の開花宣言が出ました。靖国神社の標本木の前に沢山の人が集まり、気象庁の開花発表に拍手をする光景は日本人の桜好きをよくあらわしていると思います。

   一心館合気道道場の枝垂れ桜もいつの間にか満開になっていました。合気という不思議な世界に魅せられた仲間(同志)達と、心を澄みきらせて稽古する。いつも稽古の後は新たな学びと心の爽快感で充実した帰り道となります。須一館長が「心身浄化教室 一心館合気道道場」と名付けた通りの空間となっています。枝垂れ桜はそんな我々を暖かく見守ってくれているような気がして心が和らぎます。

  これから暖かくなり、色々な事が始まる季節になりますが、いつでも心を澄みきらせて、日々新たな気持ちで合気も施術も取り組んでいきたいと思います。

 

 2025/03/26

 北風でしたが春一番とも思われるような、強風吹きすさぶ1日でした。普段は特別花に興味も示さず通り過ぎる私。

 強風に煽られながらも雲ひとつない青空の下、太陽の光を浴びながら逞しく咲く花。物凄く綺麗な特別な花という訳ではなく、もしかしたら立ち止まって顧みられることも殆んどないかもしれない。

 

 言葉を発することもなく、見返りを求めることもなく、唯自分らしくありのままに、自然と一体化して輝いている姿を見て、愛おしさよりも頭を下げたくなるような畏敬の念を抱き、自分の小ささ、未熟さ、愚かさを反省して、謙虚でいることの大切さを教えられた気分でした。

 

 2025/02/13

    今週、道場の月曜のメンバーで食事会がありました。メンバーの中にプロの口笛奏者のりょうすけさんがいて、そのスタジオ兼教室https://studioloro.jp/ryosuke/で奥様がブラジル料理を振舞ってくださいました。

  恥ずかしながら、たかが口笛だろうなどと偏見を持っていましたが、いざ演奏が始まるとびっくり、こんなに口笛は叙情的で高音が出て、音が長い間持続出来るものなのか。そして音の安定感は素人が聴いてもプロフェッショナルのものでした。

  普段から道場も休まず真面目にご夫妻でいらして、物静かなりょうすけさんに笑顔で明るい奥様、真面目で飾らず努力家な姿が伺えました。

  メンバーにもう一人演出家がいて、急遽セッションとなり、即興でクリスマスソングの演奏もありました。

  武骨者の私はこういう交友関係でもなければ、口笛の演奏やブラジル料理にはまず縁がなかったと思われるので良い経験となりました。

  ご夫妻のおもてもうらもない温かいおもてなしが何よりも嬉しかったです。以前操体法という整体を教わった先生が「人を見たら神様と思いなさい」と仰っていたのを思い出しました。他人との比較やマウントではなく、自分の小ささを知り、常に謙虚で敬意を持って人と接することが出来ればと思います。

  2024/12/20

     先月、一心館合気道道場での昇段審査が終わり、苦節10年目にして段位を得て黒帯を締めることになりました。

 元々段位や帯の色には興味がなく、只管技の探求に努めていましたが、いつまでもそのような無責任な姿勢でいることは許されず、審査を受けることになりました。

     今までは典型的なアウトローで道場の行事や食事会にも殆ど参加してきませんでした。これからは自分の事ばかりではなく、道場の事や後輩の方々の事もできる限り手助けして、人格・伎倆的にも黒帯が似合うように、そして何より、須一館長の伝えた精神を受け継いでいけるように精進していきたいと思います。

 

 「武とは正しき心の探求也」

 「武とは正しきを知り正しきを行うことなり。正しき心と自己探求の道であり、人間愛を護り育てて行く道なり」                      一心館合気道道場館長 須一天道

 

     2024/11/14

     4月末から毎週のように真面目に通ってくださっている80代女性。主訴は腰痛・坐骨神経痛(骨粗鬆症、腰椎圧迫骨折、椎間板ヘルニア歴あり)。繊細な体質で、天候や気温・気圧にも影響を受けやすく、刺激に対しても反応が出やすく、家事や運動をやり過ぎてもすぐに痛みが出ます。

 鍼灸で施術をしても最初のころは一進一退で目に見えて改善傾向がなかなか見られることもなく、証(東洋医学的見立てのこと→毎回同じではない)を間違えて悪くしたこともありました。以前は整形外科や接骨院・デイケアに通ったこともあったそうですが、体に合わなかったそうです。

 痛みと不安で動悸がしたり、骨の癌ではないかと考えて脊椎の専門病院を受診したこともありました。そのような状態でもなぜか私の事を信じて通い続けてくださいました。

      試行錯誤しながらも根気強く本治法と標治法を続けていくと10月上旬には「以前のように酷く痛むことはなくなった。今まで痛みで何も出来ず、本来の自分ではなかった。最近、少しずついろいろなことが出来るようになり、自分らしくなってきた」と仰られるようになりました。数週間前は肋間神経痛が出ましたが酷くならずに改善されました。本日は「昨日庭木の剪定を頑張りすぎて今朝から肩と腰が痛い」と来院されましたが、以前のような悲愴感は見られません。

     最近は笑顔が増えて明るい表情が多く、口数も多くなり、以前とは明らかに変わりました。具合が悪いころは、何もやる気が起きなかったそうですが、大好きな庭いじりで昨日剪定した、みかんをお土産に持ってきてくださいました。そのような姿を見て、とても嬉しい気持ちと共に、慢性的な症状も諦めなければ変わっていくことを身をもって教えて頂いた気がしました。根気よく通い続けてくださったことに対する感謝の念を強く抱きました。「患者さんが一番の先生」とは本当に日々感じさせられます。

 

2024/11/09

     私自身アレルギー体質で、奇麗なコスモスが咲き誇る時期は、秋の花粉症で目や皮膚がかゆく、鼻水も出やすい状態で、とりわけ不摂生が続くと酷いアレルギー症状が出ることがあります。

     今週日曜の鍼灸勉強会の朝も、睡眠不足の不摂生が続いたせいか痒みや鼻水が酷く、鬱陶しいのでステロイド薬を飲んで症状を抑えて勉強会に参加しました。

    体調が悪いということで、今回は患者役でベッドに寝て施術を受けさせてもらうことになりました。

 喉や発熱の症状はなし。変な汗をかいていて、汗はそのうち退きましたが電気敷布が当たっている背中以外、上半身が寒くてしょうがない。少し暑いくらいの日なのに人が傍を歩いた時の風圧でも寒く感じます。ベッドで寝ていても右頸の後ろ側が鈍痛があり、頚の座りが悪い。頭の奥や頭頂部にかけて重怠さと鈍痛がある。

 東洋医学では風邪をひくと悪寒・発熱(脈拍も速くなる)・脈浮(手首で拍動している脈が浮く)・項部強(うなじのこわばり)となりますが、私のその時の脈は沈んで速く硬いけれど風邪をひいた時の強く硬い脈ではない。指導されている浅場先生は、こういう場合薬を飲んでいることを考慮して鍼をしなければならないと仰られました。

     皆さんで脈やお腹・皮膚の状態を確認しながら施術が終わり、最後に浅場先生が調整をしてくれます。刺激量がオーバーしないように、てい鍼(ていしん)という太くて先端の丸い鍼を使います。今回は鍼の響きのようなものは何も感じませんでしたが、先生が接触させずに鍼をして2箇所目位で悪寒が全くなくなり、「やっぱり今日は暖かい日だったんだな」と思いました。施術が進むにつれて、頚や頭の不快感もなくなりました。施術後は表情も明るくなり、冗談を言って笑うようになったねと言われました。

 お灸も使わずてい鍼(皮膚に当てても軽くこするだけ)で短時間施術しただけでこれだけ変化することを体験をもって理解させられました。

 

先生はいつも仰ります「鍼は刺すものではない、気を動かすもの。気を動かす鍼をしなさい」

 

 2024/10/17

    月に見立てたお団子を高く積み上げ、その先端は遠い世界へ通じる。稲穂に見立てたススキは魔除けの意味もあるとのこと。月を愛でながら収穫への祈りと感謝の気持ちを捧げる。中秋の名月の後にそのお団子を頂くことで月の力を分けてもらい、健康と幸せを得られると考えられたそうです。素敵な習慣ですね。

    昔の人たちは自然や宇宙・世界との調和と感謝の気持ちを風習や習慣として遺してきました。

人体を小宇宙と考え、体外との、或いは体内での不調和によって体調が乱れ疾病を引き起こし、調和によって健康に導きます。

    本日、一心館合気道道場の裏にも彼岸花が咲いていました。彼岸花はいつの間にか成長して咲くのでいつも驚かされます。

今年は連日記録更新が続く猛暑で、まだまだ30℃越えの残暑でありますが、それでもちゃんとお彼岸近くに咲き出しました。

可憐で美しく不思議な形の彼岸花。曼珠沙華とはサンスクリット語で「天界に咲く花」との意味があるそうです。赤いものと白いものがありますが、そんなことを考えて見てみると不思議な気持ちになります。

 

 日常生活に忙殺され、近視眼的な思考になりがちな日々ですが、自然はいつも無償で見返りを求めず、心にゆとりを与えてくれます。

 

 自分の小ささを認識し、反省と感謝と調和を忘れずに心がけて生きていたいと思います。

 

     2024/09/18

    整体やマッサージは受けたことがあるけれど、鍼灸は受けたことがない。特に「鍼は怖い、痛そう」「でもどんなものか気になってはいる」。そんな方がよくいらっしゃいます。ごもっともなことだと思います。

 当院ではそのような方の為に、整体(奥伝の調整法)の後に鍼灸(経絡治療)を受けて頂けるセットメニューをご用意しています。

 施術の際に説明はしますが、ウンチクよりも受けてみるのが一番、受けてみないと分からない。体験して感じ取って頂く事を目的としています。そして次回以降は体調に応じてメニューを選ぶ基準になると思います。

 床(布団)で行なう古伝整体術と日本で発展・発達した繊細な鍼灸術である経絡治療、どちらも個人の体質に合わせて無理のない施術を行なっています。刺さない鍼を希望される方には刺さずに鍼を接触させる方法で施術していますのでご安心ください。

 整体を受けた後の体の感覚、鍼灸を受けた後の体の感覚、ウンチクを説明されるよりも体験に勝るものはありません。

 お得なセットメニュー、安心して是非お試しください。

 

 2024/08/13

 金曜、土曜と鍼灸施術を受けるのが初めてという方々が来院されました。皆さん注射は受けたことがあるのに、特にお灸より鍼は何となく怖さがあるようです。 来院時は緊張した表情でしたが、幸い施術後は皆さん笑顔で帰られました。初めての鍼灸が嫌なものに印象づけられなかったようで良かったです(*^-^*)。。

 日曜は鍼灸勉強会と暑気払いの後、母親の鍼灸施術をしました。腰痛が酷いので仕事を休み、整形外科では画像診断で異常なし、痛み止めの飲み薬と湿布。下腹部痛もあるので婦人科受診しても問題なし、本人は膵臓がんではないかと不安になり内科で血液検査してもらったが異常なく、今のところこれ以上の精密検査は必要なしとの医師の判断。仕事には何とか行けるようになったが、依然として腰部・殿部に痛みがあるとのこと。整形外科は混んでいて1時間半待ちなので行きたくない様子でした。

 数日前に鍼灸施術を提案したが返事なし。やはり怖いらしい。しかし良くならないので今回は観念した模様、施術をすることになりました。

 望診(視診)、切診(触診)してすぐに、こんなにくたびれた体をしていたのかと感じました。陰陽虚実のバランスが崩れ、脈もバンバン硬くデコボコに拍っていて、症状が出て当たり前の状態に感じられました。体を診て、ツラかったことが想像され、放置していた自分を反省しました。

 本治法で経絡の歪みを調え、標治法で局所を施術します。標治法も皮膚の状態を診ながら、鍼やお灸を使って表面の虚実を調えるように行ないます。7本刺しましたが全く痛みも響きもなかったそうです。施術前より皮膚の状態も脈の状態も改善されたので、続ければ良くなっていくと感じました。

 翌日の夜に具合を訪ねると痛みは残るが改善され、痛み止めの飲み薬は1日3回飲んでいたのが1回になり、湿布は貼るのをやめたとのこと。

 今後は良くなるまで何度か施術を続けようと思います。

 

 2024/07/16

    中学生からの唯一無二の親友のお父様が亡くなられたとの連絡を受け、迷わず仕事も休みにして葬儀に駆け付けました。葬儀の場はなぜか自分にとってはとても大切な時間に思えるので、嫌いではありません。

 日常の雑事に追い回されて本来の自分を失なっていないか、つまらぬこと、くだらないこと、取るに足らないようなことにとらわれて小さい人間になっていないか、大局的に生きているか、人を大切にしているか、命を大切にして生きているか・・・そんなことを反省させられて、本来の自分を取り戻すとても大切な機会になるからです。キリスト教の葬儀に出るのは初めてでした。

     亡くなられた故人の生涯の略歴やエピソードを聴きながら、もっと詳しく聴いてみたい、一人一人、人生はドラマと物語と目覚めのようなものがあるのだなぁと思いを馳せつつ、この方がいて、ご家族がいて、そのお陰で親友の彼がいるのだと、感謝の気持ちで目頭が熱くなりました。大学病院から強い意志の元退院し自宅に帰宅してその日に亡くなられたそうです。訪問看護師は早く救急車で病院にと言いましたが御本人様は「ここにいる」と強く言ったそうです。

 故人が晩年大切にしていた聖書の言葉に「私の恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ完全に現れるのだ」という一節、牧師さんの説教を聴いても浅学な愚生には理解できず、調べてみると感慨深いものでした。https://ps.kyoai.ac.jp/2021/11/04/11%E6%9C%88-%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%AE%E6%81%B5%E3%81%BF%E3%81%AF%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AB%E5%8D%81%E5%88%86%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B/末期がんに侵されて苦しい闘病の中、光を見出したのでしょうか。

 

 2024/06/28

 

昨日も激しい雨が降り、急激に気温が低下しました。悪天候の中、いらしてくださった方々に感謝です

<(_ _)>。

 80代の患者様は体が冷え切って、一度も利用したことのないスーパーのトイレを使われたそうです。冷えで体調が悪くなり、坐骨神経痛と肋間神経痛が出て、家で温かくして横になっていたとのこと。来院時はズボンの下にもも引を2枚重ね上も長袖にジャンパーを羽織って来院されました。

 寒くて患者着に着替えるのも億劫とのことなのでそのまま施術。本治法の一鍼目でだいぶ足先の冷たさが変化。本治法を進めていくと「だいぶ体が温かくなった」とのこと。服をまくれる範囲で患部の標治法を行ない、最後はホットパックを足先と腰背部に「長すぎないように」当てて終了。顔色も血色が戻り艶が出て、脈の流れも硬さとデコボコがなくなり静かに流れが出て、お腹の汗ばみも消えました。「温まって気持ち良く楽になった。このまま寝てしまいたい」とのことで帰られました。

 定期的にいらしてくださっている患者様ですが、とても敏感で気の動きが速く、見立てを間違えたり刺激量が多すぎると悪いほうに変化してしまいます。鍼の当て方や手の構え方抜き方にも工夫と注意をもって、なるべく少ない刺激でと心がけています。

 鍼は気を動かす為のもの。「微鍼を以て其の経脈を通じ・・・」2千年前の人と同じ事をやることの不思議。変わらないことと変えるべきものを見極めることの大切さ。凡人の私には勉強すべきことが尽きることはありません。

 

 天候不順で野菜や植物の生育異常がニュースでもしきりに取り上げられています。人間も影響を受けないわけがありませんよね。梅雨入りが発表されました。適切に備えて無事に乗りきりましょう。

 

  2024/06/23

 当院の施術を知って頂くために、初めての方が気軽に施術を受けられる期間限定メニューをご用意しました。

 施術を受けたいけれど、初回のカウンセリングや検査が面倒で嫌だ、緊張してしまう、とにかく施術が受けたい。そんな方も少なくないようです(^_^;)。 

 そのような方の為に、細かいカウンセリングや検査をなくし、施術を体験して頂くための期間限定メニューをご用意しました。

「奥伝の調整法」って何? マッサージと何が違うの?他の整体と違うの?どう違うの?

 疑問だらけだと思います。ウンチクを聞くより受けてみるのが一番です。

 是非この機会にお得なメニューをお試しください。

 

 勿論、腰痛でなくても大歓迎です!

 

 2024/06/19

 

 「鶴は千年、亀は万年」と言いますが、カメの寿命は約20年、小型のリクガメは約30年です。

 現在存命中で世界最高齢のカメとして知られているのは、アルダブラゾウガメの「ジョナサン」で、推定186歳(2019年時点の情報)。 その他にも、200年以上生きたといわれるカメもいるようですが、真偽は定かではありません。ギネス世界記録による最高齢は、1965年に189歳まで生きたホウシャガメの「トゥイ・マリラ」だそうです。

カメの大きさ

 ウミガメの仲間であるオサガメが最も大きく、平均甲長がなんと200センチメートルもなるそうです。

 リクガメの最大はガラパゴスゾウガメで甲長135センチメートルほどです。 

 ちなみに、最小は甲長センチメートルほどのシモフリヒラセリクガメです。

以上 アニコム どうぶつ コミュニティーホームページhttps://mag.anicom-sompo.co.jp/18069より抜粋

 

全長2メートルには驚きました!寿命については「亀は万年」と刷り込まれているせいか、もっと長生きなのかと思いました(^_^;)。

  当院では絶滅危惧種のアオウミガメのはく製を「亀棚」として祀り、毎朝二礼二拍一礼しております。片やうみがめに対して釣り針を垂らすという不謹慎なオブジェも展示しております(^_^;)。

 ご来院の際、興味がありましたら是非実物をご覧になってください(*^-^*)

 

 煩悩具足の凡夫・愚鈍な私ですが、うさぎとかめのかめのように、アリとキリギリスのアリのように日々コツコツと努力だけは怠らずに歩んでゆきたいと考えています。

 

    2024/05/23

 

  今日5月23日はなんと、世界カメの日だそうです!『カメに思いをいたし、カメに対する知識と敬意を高め、カメの生存と繁栄のための人類の行動を促すことを目的として、2000年に米国カメ保護会によって制定された記念日である。』※ウィキペディア(Wikipedia)より

  生物学的には、頭や首の部分をどのように甲羅に収納するかという違いで潜頸亜目(せんけいあもく)と曲頸亜目(きょくけいあもく)に分けられるそうです。曲頸亜目(きょくけいあもく)の首は長く、潜頸亜目(せんけいあもく)のようにまっすぐ(縦に)首をひっこめることができないため、甲羅に沿って横に折りたたむようにして首をしまいます。

 

 

 生態的に分類した場合は、大きくはリクガメとミズガメに分けられます。 リクガメは、完全陸棲種(かんぜんりくせいしゅ)で、基本的に陸上で生涯を過ごすカメです。リクガメ以外をミズガメと呼びますが、ミズガメといっても水の中だけで過ごすわけではありません。以下の通り、3タイプがいます。

 

   陸棲種(りくせいしゅ):陸地がメインで生活しているが、水浴びや水飲み場が必要となる種類

 

 半水棲種(はんすいせいしゅ):陸地と水の両方で生活をしている種類

 

 水棲種(すいせいしゅ):生涯すべて水の中だけで生活している種類

 

 2024/05/23

見出し

 毎月の鍼灸の勉強会で今年から『難経』を読んでいます。『難経』は『黄帝内経(素問・霊枢)』と並ぶ鍼灸家にとって重要な古典です。テキストとして使っている『難経の研究』(本間祥白著 医道の日本社)の序文には「柳谷(素霊)先生の主張する、鍼灸術の臨床は古典に還って再出発すべきであるとによったもの・・・各自難一つづつを受け持って、原文を素読し、その原文を各自が研究した方法で発表し、他の会員がこれに対して討論する、その後に私の臨床的な解説を行なう方法をとった」と校閲者の井上恵理先生が述べられています。

 私の参加している勉強会でも、午前・午後の臨床実技の間のお昼に、全く同じ方法で各自一難づつ担当して発表し討論し、先生が臨床的な解説を加える方法をとっています。古典はとてもシンプルに書かれているので訳者によって解釈も微妙に違っていたりします。二千年以上前に成立した『難経』が、いまだに臨床の根本的な考え方になっているのは凄いことだと思います。

 

私は頭の回転がいい方ではないので、本を読むのに時間がかかります。今日も鍼灸関連の本を読んでいたら7時間位経っていました。施術の際は少しでも分かりやすく、言葉に出して患者様に説明出来ればと思っています。

 

 2024/05/17

 

温泉、気持ちいいですよね(*^-^*)。

旅行には観光・お部屋・温泉・お食事等それぞれ重視するものがあるでしょうが、私は温泉が気になります。

先日、日帰り入浴施設である箱根蛸川温泉 竜宮殿 に行ってきました。

 平等院鳳凰堂を模して造られた贅沢な建物は1938年、浜名湖ホテルという名で開業しましたが僅か1年半で休業となり、戦時中は静岡県や軍部の所属施設となり、戦後は廃屋となってたたずんでいたそうです。やがて、1年以上かけて芦ノ湖畔に移築され、1957年「竜宮殿」として開業しました。2017年から竜宮殿本館は日帰り入浴施設としてリニューアルオープンし、国登録有形文化財に登録されました。

 無色透明のお湯でしたが泉質はとても良く、出てからもしばらく体のポカポカが続きました。

 湯休み処「聚楽」からの景色は素晴らしく、遊覧船や海賊船が何度か通り過ぎて行きました。束の間の休息ではありましたが、まったりとした時間を過ごせました。

 

  

 当院では施術時や施術後にホットパックを当てています。お湯に浸けてある湿熱式のものです。ストーブや電気敷布、電気あんかやカイロなどの乾熱式のものは温かいけれど体から離してしまうとすぐに冷えてしまいますよね。湿熱式のホットパックはお風呂や温泉のように熱が深部に浸透し、芯から温まるので温かさが持続します。水分を加えながら加熱するためお肌が乾燥することもありません。乾熱と湿熱のホットパックで比較すると湿熱式のほうが筋硬度が優位に低下した(筋肉の緊張が緩んだ)という実験結果もありますhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/25/4/25_4_631/_pdf

 

 湿熱式のホットパックは温かくてとても気持ちがよく、安心感のようなものがあります。体の部位によっても感じ方が違い、冷えている足先は熱さを感じづらい傾向にあります。

 

 冷え性の方もそうでない方も、ご来院の際はぜひお試しください(*^-^*)

 

   2024/05/11

  週2回、一心館合(愛)気道道場で稽古させて頂いています。師範の方々もそれぞれ個性があり、独自のものを持っています。    いつも懇切丁寧・熱心にご指導ご鞭撻頂いております。日常生活を忘れ、一事に専心する時間、とても大切だと思っています。自我を離れること、自我を捨てる事、難しい事ですが、いつも意識して稽古したいと心がけています。自我を捨てられた時に現れるのは、その人本来の個性でしょうか。

「何ものも求めない者はすべてを得、自我を捨てると宇宙が自我になる」

 ~エドウィン・アーノルド~

 

  2024/05/02

はり・きゅう・マッサージ
うみがめ

住所

〒194-0003 東京都町田市小川3-1-3

アクセス

成瀬駅徒歩22分・町田駅バス15分
駐車場あり (※満車の場合、近隣のコインパーキングをご利用ください)

営業時間

9:00~20:00

定休日

月曜日 第2・第3日曜日