金曜、土曜と鍼灸施術を受けるのが初めてという方々が来院されました。皆さん注射は受けたことがあるのに、特にお灸より鍼は何となく怖さがあるようです。 来院時は緊張した表情でしたが、幸い施術後は皆さん笑顔で帰られました。初めての鍼灸が嫌なものに印象づけられなかったようで良かったです(*^-^*)。。

日曜は鍼灸勉強会と暑気払いの後、母親の鍼灸施術をしました。腰痛が酷いので仕事を休み、整形外科では画像診断で異常なし、痛み止めの飲み薬と湿布。下腹部痛もあるので婦人科受診しても問題なし、本人は膵臓がんではないかと不安になり内科で血液検査してもらったが異常なく、今のところこれ以上の精密検査は必要なしとの医師の判断。仕事には何とか行けるようになったが、依然として腰部・殿部に痛みがあるとのこと。整形外科は混んでいて1時間半待ちなので行きたくない様子でした。

数日前に鍼灸施術を提案したが返事なし。やはり怖いらしい。しかし良くならないので今回は観念した模様、施術をすることになりました。
望診(視診)、切診(触診)してすぐに、こんなにくたびれた体をしていたのかと感じました。陰陽虚実のバランスが崩れ、脈もバンバン硬くデコボコに拍っていて、症状が出て当たり前の状態に感じられました。体を診て、ツラかったことが想像され、放置していた自分を反省しました。
本治法で経絡の歪みを調え、標治法で局所を施術します。標治法も皮膚の状態を診ながら、鍼やお灸を使って表面の虚実を調えるように行ないます。7本刺しましたが全く痛みも響きもなかったそうです。施術前より皮膚の状態も脈の状態も改善されたので、続ければ良くなっていくと感じました。
翌日の夜に具合を訪ねると痛みは残るが改善され、痛み止めの飲み薬は1日3回飲んでいたのが1回になり、湿布は貼るのをやめたとのこと。
今後は良くなるまで何度か施術を続けようと思います。
2024/07/16