持たない握らない
最近一心館合気道道場で杖術(じょうじゅつ)を教わりました。杖を持った相手の杖を取り上げる方法(杖捕り5本)と、杖を持たれてしまった場合にどう制圧するか(杖の使い方8本)。私が今まで教わったことのある杖や薙刀や棍・棒は相手を叩いたり突いたりするものでしたが、合気道の杖は合気を遣った体術そのもので素晴らしい物でした。古流之形は左右均等に編成されていない所や特殊な体遣いが含まれていて、先人の技が体系的に纏められているのでとても素晴らしい遺産であります。
杖術では杖を強く持ったり握ったりすると手の力になり技が全くかからない。杖は相手に合気の力を伝える為の道具に過ぎない。あくまで体で技をかける。正しい力が使えているかの練習であるからきつい技をかける必要はない。合気道は調和であるから、メリハリをつけながらも優しく技をかければ相手は反発心や嫌な気持ちが起こらない。これが合気道の素晴らしい所です。
師範が杖を憶えると徒手にも応用が出来ると技をかけてくださり目からウロコでした。嫌な顔をせず、いつも楽しそうに、惜しみなく技を教えてくれる師範に感謝です!
今月の鍼灸勉強会でも「鍉鍼(ていしん)を持つな。持った時点で力が入り硬くなってしまう」と教わり、説明を受けました。道場と同じことを言われたように感じました。
合気道の稽古が鍼灸や整体にとても役に立ち、不離一体となりつつあります。「習いを離れて習いに違(たが)わず」これからもきっと変化していくことでしょう。
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