今月の勉強会の講義は『難経第33難・34難』でした。33難は、五臓と十干を組み合わせて陰の中に陽があり、陽の中に陰がある自然現象の矛盾と複雑さが書かれています。
論を弄び、無理矢理理論付けしようとすると屁理屈になってしまう。それが東洋医学の欠点でもあると先生は仰られていました。あくまで病証が先にあって、それに対して体系化するために後から理論が出来た。治るという現実があって、それを理論付けられたものであるから臨床上あまり役に立たない論もある。理論に走り、臨床にこじ付けてはならない。頭の片隅に理論は置きながらも、飽くまで今現在の患者さんの体を素直に診て判断する。結果、理論と一致することは多々あります。「定則は7割」とも言われます。人間の体は例外が多い。
五行の色体表(一部)
34難は五行の色体表について書かれています。陰陽五行説と言われ、東洋医学では陰陽と五行で分類し、属性を考えながら経絡の変動を見立てます。さらに経絡の流れ(流注)や皮膚の状態・お腹・脈を診て総合的に判断して証(東洋医学的診断)を立てて施術を進めていきます。五行の色体表を憶えておくことは施術をする上で役に立ちます。
その他、補鍼と散鍼の違いと使い分け、気が動きづらい人にはどうすべきか、などの説明がありました。
学ぶべきこと、知っておくべきことは無限にあります。
2026/6/30